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2010年12月 アーカイブ

薬はどうすれば信用して飲めるか

気にするという点では薬も同じです。


薬は副作用のあることが広く知られるようになって、患者のなかには神経過敏になっている人がいます。


薬を出すと「先生、この薬はどんな副作用があるんですか」と聞く人がいるそうです。


なかには「先生、私、この薬は合わないんです」とはっきりいう人もいます。


そういうとき医師は「そうですか」と素直に引っ込め、「はい、これは大丈夫です」と新しい薬を渡します。


しばらくして患者さんに会うと「先生、この間もらった薬は効いたようです。


体が前よりも楽になりました」というのですが、実は同じ薬を渡しているのだそうです。


ただし医師はその薬に自分の思いをのせているのです。


気の力を借りているのです。


医師が気を飛ばすと不思議なことに、「その薬が体に合わない」といっていた患者さんも薬の効能があらわれる。


こういう例を私は医師の間近でたくさん見てきました。


これには気そのものの力もありますが、私は医師と患者の信頼関係も大きくかかわってくると思うのです。

"プラシーボ効果"

「自分に合わない」といって薬を代えてもらった。


「今度の薬は大丈夫だろう」と患者さんは思う。


それは取りも直さず医師への信頼です。


ことさら意識していなくても、そういう信頼が薬にも乗り移る。


薬には昔からプラシーボ効果といって、ニセ薬でも患者が「効く」と思って飲めば一定の効果を上げる、ということがあります。


まして本物の薬ですから「効く」と思って飲めば本当に効くのです。


副作用も同じです。


「副作用は心配ない」と思って飲む人に副作用は出ない。


薬を飲む前から「この薬を飲むと必ず副作用が起きる」と思っている人には、百発百中出るといっても過言ではありません。


どんな薬でも「この薬は効く」「ありがたい」と思って飲めば、その薬の成分は患者さんのよいエネルギーに変わり、体全体の気を高めていくことになる。


病気に関してはすべて、プラス思考がいかに大切かがわかります。


薬についていえば、医師は医学部で勉強しているときも、医者の卵になって修業しているときも、全幅の信頼をおいていました。

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