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2010年10月 アーカイブ

病気になるのも捨てたものではない

人間は三日生死の境をさまようと聖者になれる、といいます。


別に聖者にならなくてもいいのですが、病気になったら「自分を考えるチャンスが訪れた」と前向きにとらえることです。


そうすれば病気はたんに痛い、苦しいものではなく、別の価値あるものになる。


そして治りも早いのです。


「先生、父が寝たきりになってしまって、困っているんです」


田舎の小さな病院の医師は人生相談も引き受けなければなりません。


こんな相談をもちかけられることがよくあります。


「おや、そうですか。でも私にはあなたのほうが寝たきりに見えますけど」


「またまた、先生は冗談ばっかり」


・・・医師は別に冗談をいっているわけではないのです。


家族に寝たきりが出れば、たしかに困るでしょう。


しかし面倒を見る者だけが困るわけではない。


寝たきりになったほうだって、どれだけつらい思いをしているか。


自分の親なのに、いかにもやっかいもののようにあつかい、ストレスで心が動けなくなっている。


だから医師は


「心の寝たきりだ」


・・・といっているのです。


重い病気をしたことのない人は、病人には冷たいところがある。


経験がないから仕方がない面もありますが、そういう人でも一度病気をすれば病人のつらさを考える。


苦しんで、つらい思いをして、涙を流して、またひとつ成長していく。


病気になるのも病人をみるのも捨てたものではないのです。


健康食品はこう使う

気には先天の気、後天の気の二種類があります。


先天の気は親から受け継ぎ、生まれながらにもっている気です。


この気には成長し発育していく生命力が備わっている。


生まれると黙っていても成長するのはこの気に生命力が宿っているからで、先天の気は「生命力」といってもよいでしょう。


後天の気は先天の気を維持するためのもので、具体的には栄養や呼吸によって取り入れられる気のことをいいます。


私たちが健康で生きられるのは、この先天の気と後天の気がひとつになっているからなのです。


自然治癒力はこの二つの気のバランスから生じる生命力の発現した姿といってもよいでしょう。


つまり私たちが健康で生命が満ちあふれているようなときは、ことさら自然治癒力を意識する必要はありません。


自然治癒力が高い低いではなく、それを意識しないですむときがいちばん健康な状態なのです。


健康は自然界の営みと個人の生命活動の営みが一致したときに実現します。


自然界のすべての営みは、陰と陽から成り立ち、それは互いに作用し合いながらバランスを保っていると考えられます。


このバランスの上に個人の健康も成り立っている。


だから私たちは気をうまく使ってバランスをとることがいちばん大切なのです。

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